ジオラマの世界

 昔から「箱庭」作りという趣味がありますが、これは文字通りごく限られたスペースにミニ盆栽や自然の岩石などを配し、自然の情景や建物、庭園などを再現しながら楽しむ優雅な遊びです。

ところがこれまでの箱庭は必ずしも実物をそのまま縮尺したものではなく、大ざっぱに実物の雰囲気を感じさせるものが多いようです。

昭和レトロ情景館のジオラマ

一方、私が追求するジオラマ作りは縮尺の統一化を基本とし、再現しようとする大まかな時代設定や季節までをも決定してから製作を始めます。

また、ジオラマで製作する建物には可能な限りその内部まで再現し、夜間照明用に小型のLEDライトを取り付けています。

私は、ジオラマとは「情景模型」であると理解していますが、単なる建物や自然の再現だけでは何か物足らないものがあります。

すなわちそこに生活感を持たせるためには人物や動物のフィギュア、更には各種の乗り物などを配置することが絶対に必要となってきます。

幸いなことに現在では素材としての各種パーツや材料が国産・輸入品を問わす豊富に出回っており、これらを如何に利用し、活用するかによってジオラマの完成度が大きく異なってきます。

ジオラマの世界で適材適所に配置されたフィギュア達は、物言わずとも自然と物語を展開してくれます。

時間と労力、加えて忍耐力やそれなりの出費の覚悟も必要なジオラマ作りの世界ですが、ハマれば際限のない奥深い世界であると思います。